マイケル・クライトン『ジュラシック・パーク(上)』

 ハヤカワのセールでまとめ買いしていたものを少しずつ消化している。映画は割と脚色が入っていると思い込んでいたのだけど、原作を読んでみると、結構忠実に再現されていたのだなと思う。映画のイメージが先行しているので、すごい読みやすかった。

 テクノロジーのところは割と専門的な感じもあって、難しいけど、それだけ生命をコントロールすることは複雑な行為であり、人間の力が及ぶ範囲ではないことをまざまざと見せつけられる。なのて、『ジュラシック・ワールド』は30年前から大きく時間が経ったことを実感させられる内容だ。(恐竜を生物兵器として利用しようという内容なのだから。その目論見は当然ながら失敗するが。)

 3月はもっと本を読めるかなぁと思っていたが、3冊目読了まで辿り着けるかも不安な状態だ。これが自分の限界だろうか。本をたくさん読むことを目的にすると、本を読む行為は楽しくなくなるし、もう少し気楽な感じで本を読んでいきたい。

 

ジュラシック・パーク〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

ジュラシック・パーク〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

 

 

 

坂元裕二『初恋と不倫』

 今のところ、今年読んだ本ではベスト。特に『不帰の初恋、海老名SA』は作品の構造も含めて、声が出るほど感動した。メールでのテンポの良いやり取りがあるかと思えば、長文で世界の絶望的な状況に関する思いを綴ることもあって、緩急のテンポが心地よく、読書に慣れない自分でも難なく読むことができた。

 この本についてどんな賛辞を書いても、何か軽い言葉になってしまいそうで絶望してしまう。この絶望から目をそらすためには引き続き読書を続けるしかない。

 

往復書簡 初恋と不倫

往復書簡 初恋と不倫

 

 

 

20180305

 8:30頃に起床。かなり深い眠りだったように思う。昨晩、洗濯機を回したままだったので、洗濯物を干す。フットサルのウェアはコインランドリーで乾燥機にかけた。

 そのような作業を終えて、雑多な朝食、トーストとオムレツ。坂元裕二『初恋と不倫』所収の短編をひとつ読み終える。凄い作品だった。さまぁ〜ずの三村は感動する本を読むとうぉーと声を出す、みたいなエピソードを聞いた覚えがあるが、まさにそれという感じ。一日中、この本をブログにどう書こうかということばかり考えてしまう。まだ読み終わっていないが、今のところ今年のベスト。素直にそう言える素晴らしい作品だ。

 そのまま、スマホいじったりしながら仮眠。程なく出勤の時間を迎える。

20180304

 4時間ちょっとしか寝なかったけど、朝の空気が清々しく、テンション高く仕事に取り組む。

 弥生賞があったが、対抗のオブセッションが飛んで、負け。スランプから抜け出せそうで抜け出せない。

 家に帰って、ジョギングに行く。なんか怠くて、3kmだけ走って帰ってきた。筋トレも最低限だけした。

 orangeadeのCDをリッピングして、散歩を兼ねた買い物に行く。鶏肉と焼肉ソースを買う。

 帰って、鶏肉と炒め野菜で焼酎を啜る。深く眠れた。

20180303

 だいぶ暖かくなってきた。が、また来週は冷え込むらしい。体調には十分気をつけたい。

 今日は夜勤明けで後輩の買い物に付き合い、自転車での帰りに本屋に寄った。特に何も買わなかった。

 夜にフットサルがあるので、少し眠らなくてはいけなかったのだが、ネットを見ていたりしていたら、ほとんど眠らなかった。チューリップ賞はワイドだけ当たった。オーシャンSは外れたので、トータルは100円マイナス。少し、スランプ脱出の足がかりがついたと思いたい。

20180227

 起きてもやる気の出ないいつもの朝。8時前には起きていたけど、布団を出たのはたしか9時半。音楽聞いたり、本を読んだり。『スローターハウス5』は読み終わった。もう少し習慣的に、量を読みたい。読み終わるのに二週間かかってしまった。

 ブランチにうどんを茹でたり、バウムクーヘンでコーヒー飲んだり、優雅な午前。昼から出勤まで爆睡。

カート・ヴォネガット『スローターハウス5』

 結局、この本を読むのに二週間かかってしまった。2月の読書量は3冊。来月はもうちょっと読めるようにしたい。

 時間を一方向的なものに捉えないというのは、自分の心を掴むものがあって、昨年見た映画『メッセージ』も似たようなテーマだった。現在に意識を集中するとどうしても人生がしんどく感じるから、過去や未来の幸福なことに思いをはせることの方が精神的にも健全なものだと思う。それが現実逃避と取られたとしても、その人にとっての幸せであれば問題ない。