ユヴァル・ノア・ハラリ/柴田 裕之『サピエンス全史(上)』

 以前、挫折していた本を再読。最近は何を考えるにも小説について考えている。世の中の経済とか、何を考えるにも、何か強固な物語みたいなものが必要だと思っていた。その思いをこの本は補強してくれる。

 あと、最近、シヴィライゼーションにもちょっとハマっていて、そのおかげでこの本の中身も頭に入ってくる。暴力とか、文化とか、勉強とか、そんないくつもの要素がバランスよく持てた時、物事は大きく進むのではないかと思う。

 この本の後半は今後の人類についての予言みたいなものも書かれていると聞いている。将来が不安な世の中だし、最近の日本にも嫌気がさしている。それに対して、自分なりに納得のいく答えが見つかったらいいなと思う。