カート・ヴォネガット『スローターハウス5』

 結局、この本を読むのに二週間かかってしまった。2月の読書量は3冊。来月はもうちょっと読めるようにしたい。

 時間を一方向的なものに捉えないというのは、自分の心を掴むものがあって、昨年見た映画『メッセージ』も似たようなテーマだった。現在に意識を集中するとどうしても人生がしんどく感じるから、過去や未来の幸福なことに思いをはせることの方が精神的にも健全なものだと思う。それが現実逃避と取られたとしても、その人にとっての幸せであれば問題ない。